捻挫

捻挫は関節外傷の一種で、関節に正常な可動範囲以上の外力が加えられることにより、関節包や靭帯(じんたい)が引き伸ばされて損傷を受けた状態をいいます。

一口に捻挫といっても様々な関節で起こるものですので、ここでは代表的なものを紹介いたします。

頚部捻挫

いわゆる交通事故による「むち打ち症(ムチウチ)」もこの部類に入ります。

また、寝違いも筋肉の筋が細部で痛んだ状態で、関節にも痛みがある時は広い意味では頚部捻挫に入ります。

腰部捻挫

ぎっくり腰や、スポーツ時に腰を捻って痛めたケガ、交通事故での腰の痛みなどがこの部類にはいります。

足関節捻挫

足関節捻挫は、スポーツのケガで最も多い捻挫です。
ここでは、症例交えながら詳しく説明していきます。

足関節捻挫は初期の治療法が最も大切で、初期治療の判断を誤れば、のちに後遺症に移行してしまいます。
後遺症とは、いわゆる「足がゆるくなる」「何回も捻挫をする」「体重をかけるたびに痛い」などです。

この原因として、中途半端な固定があげられますし、足がつけない、内出血を伴うものはしっかりギプス固定ができていない、あるいは骨折を疑う必要がありますので、病院を受診することが必要です。

バレーボールでジャンプして、不時着をし足首を捻り負傷

ひどい捻挫の場合はまず固定でしっかり回復させ、その後リハビリをしてスポーツ復帰となります

スポーツ前のテーピングは足関節の予防にすごく効果的です。
※鈴鹿ランポーレFC選手にサッカー前の足関節テーピング

スポーツ前のストレッチも大変有効です。
※鈴鹿ランポーレFC専属トレーナーとして、選手のコンディショニング調整